音楽出版社としてのノウハウを強みに、著作権ビジネスのみならず、アーティストマネージメント事業、イベント事業、マーチャンダイズ事業、ファンクラブ事業などを、ワンストップで創造・開発しているテレビ朝日ミュージック。
これら既存の事業としっかり連携しつつ、自由な発想で新たなフロンティアを開拓するのが「コンテンツ開発部」。会社の未来を支えるビジネスを創り出す、社内でも特にアグレッシブな部署。
メンバー4人が語る、それぞれの仕事観とミッションとは?
意欲的なメンバーが多く、フラットに 意見を出し合いながら、日々新しいコ ンテンツを考えています。
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Kさん
2020年
中途入社 -
Aさん
2014年
新卒入社 -
Dさん
2007年
中途入社 -
Tさん
2020年
新卒入社
既存の発想に縛られず、
自分たちの手で新たなビジネスを
創っていくのが「コンテンツ開発部」
−まずはみなさんが普段どんな業務をされているか教えてください。
[D]私はコンテンツ開発部の部長として、「開発チーム」と「映像チーム」の両方を見ています。既存の発想にとらわれず、自分たちの手で新たなビジネスをどんどん創っていくのが「コンテンツ開発部」の大命題。なので、そういう熱や空気を率先して作り、仲間のモチベーションを引き出すのが自分の役割かなと。
[A]私は、テレビ朝日系「musicるTV」という音楽情報番組の事務局を担当しています。番組で扱う企画の立ち上げや、番組でのアーティストのプロモーション方法を決め、制作チームとも連携しながら、収録の準備や仕上がった映像をチェックするなど、細かなことからアーティストやコンテンツのブッキング調整まで、番組にまつわるもろもろ全てを運営しています。
[K]私は、この部署では少々イレギュラーで。平井 大というアーティストのマネージメント業務をメインに担当しています。実はこの4人の中では、私が一番社歴が浅くて。転職前は某芸能事務所で、タレントの現場マネージャーをしていたんです。今はまず、そのスキルと経験を生かしつつ、今後のビジョンとしては、例えば所属アーティストの海外展開だったり、新たなビジネス展開を考えている段階です。
[T]僕は2020年に新卒でこの会社に入って、今はテレビ朝日系の「BREAK OUT」という番組を担当しています。あとは「映像チーム」も兼務していて、所属アーティストや自社イベントの映像コンテンツを制作・プロデュースしたり、外部企業の映像制作を請け負ったり、海外へのセールスなども現在準備中です。
新しい挑戦を続けることで見えた
新しい景色
―同じ部署でも様々なお仕事をされている皆さんですが、なぜこの会社で働こうと思ったのですか?
[D]私の場合はですね、新しいエンタメコンテンツの創造や時代を築くムーブメントを自らの手で起こしたくて。テレビやエンタメ業界で成功を納めた方々から様々なノウハウを学び、そこで培った人脈なり知識、経験を自分の将来に生かそうという、個人的な動機が大きかったんです。でも実際この会社で働くうちに、考えが大きく変わって。ある時期に、現代表の吉田から「限界を決めず新しい挑戦を続けてみなさい」とアドバイスをもらいまして。
―「コンテンツ開発部」のミッションとも重なる言葉ですね。
[D]その通りですね。実際、そう意識して働いていると、まず出会う人が変わってくるんですよね。未来への熱意とこれまでの経験がうまく重なり始めると、少しずつ物事を思うように動かせるようになっていく。今度はそれが周りに波及して、チームとしても上手く回っていくんですよね。
[A]理想ですね、その流れ。
[D]1つ具体例を出すと、すでに人気や評価の固まったアーティストを起用したり、楽曲の著作権を管理するだけではなくて、私たちが運営をする番組を通じて新人を発掘・起用し、アーティストと一緒に成長できる仕組みをどんどん考えました。そこから、テレビ局やレコード会社の方々のお力を借りて実績を積み上げていった。
私たちのIP(知的財産)を自分たちで生み出す発想ですね。それが今のコンテンツ開発部のコンセプトにそのままつながっています。
新しいことに挑戦できる気風が
決め手でした
[A]私は、何か表現に関わるお仕事がしたくて。選考を受けて、新卒で入社しました。テレビ朝日ミュージックを選んだのはやはり、様々なことに挑戦できるということが大きかったと思います。
[A]「タイアップ」関連の業務を担当し、それから「musicるTV」の事務局を数年担当して、数か月前に「コンテンツ開発部」に配属になりました。番組を通してゼロから新たな仕組みを生みだすため、もっと視野を広げて企画や提案の幅を広げていけるよう、今もチャレンジしているところです。
[D]その部分でまず大切なのは、何をしたいか、どうなりたいかを考える意識を常に持つこと。これからの会社は、社員1人ひとりが個人事業主的感覚を持つ必要があると思うんだよね。“会社や上司からの指示で仕事をやらされている”とか“そつなくこなす”みたいな感覚だと、流行のスピードや思考の多様化に対応していけない。でも、今の仲間はみんな、しっかり周りが見えていて、ある意味危機感を持って仕事に取り組んでくれている。何ならそれを楽しんでくれている。そこはすごく嬉しいし、大事にしたいなと。
“とにかく面白そうな方に行く”
[K]私の場合は中途入社なんですが、前の芸能事務所を退職した際に、挨拶メールに対してすぐ連絡をくれたのがDさんで。コンテンツ開発の経験もなかったのにどうして誘っていただけたのか、今でもちょっと謎なんですけど。
[D]そこは人柄重視かな(笑)。
[K](照笑)。実際に仕事内容をいろいろ聞かせてもらうと、部署としての統一感とかは全然なくて(笑)。だけど、一つひとつの案件がいちいち新鮮に思えたんですよね。僕の行動原理は、“とにかく面白そうな方に行く”なので。すぐお世話になろうと決めました。
―実際に入社されてみて、どうですか?
[K]今はまず、アーティストマネージメントという経験を生かせるフィールドを与えてもらっているので、ここを足がかりに、どんどん新しい領域に仕事を広げていかなきゃなと。あらためて身を引き締めているところですね。真面目な話。
やりたいことに挑戦できる環境がある
[T]僕は大学時代からフリーランスとしてイベントを企画したり、映像制作の仕事を請け負ったりしていました。在学中、自分が海外案件のエージェントとして関わっていたダンスチームがたまたまインドでパフォーマンスをするというプロジェクトがあったんですね。その取材を通じてDさんと知り合い、バイトとしてテレビ朝日ミュージックでDさんの下で働くようになって。卒業のタイミングでこの部署に引っ張ってもらったという流れです。
[K]おお、ここでもDさんセンサーが(笑)!
[T]学生時代の経験や実績をちゃんと評価してくれたうえで、しかもやりたいことに挑戦させてもらえる環境がある。僕の中ではそこが決め手でした。
―Tさんは具体的に、どんな新規事業を創っていきたいのですか?
[T]僕は小学校から高校までアメリカで育ちました。もちろん基本的なアイデンティティは日本人ですが、自分の中にはアメリカ人的な感覚も確実に存在していて。その立ち位置から見ると、昨今の日本のエンタメコンテンツはすごく閉鎖的なイメージがあったんですよ。
―確かに、近年は日本人と海外アーティストのコラボ等も少しずつ増えてきていますが、まだまだ圧倒的に少ないですし、スピード感も追い付いていないですよね。
[T]はい。ところが実際に帰国してみると、日本のエンターテインメントのレベルはすごく高い。足りていないのはコンテンツじゃなく、むしろ海外と日本をつなぐ回路なんです。これはすごくもったいないなと。だから日本の尖ったコンテンツやアーティストの作品を海外に紹介して、届け方も含めてプロデュースできるようなビジネスを自分で始められたら意味があるなと思っています。
[T]もう1つは、映像事業の内製化です。テレビ朝日ミュージックは、優れたアーティストをたくさん抱える音楽事務所としての一面もあります。作品リリースのたびに、MVやプロモーション映像が必要になる。とりわけ近年、SNSやウェブ媒体がメイン宣伝ツールになっているじゃないですか。そういうニーズを念頭に置いて、Dさんの協力のもと、今年4月からコンテンツ開発部に、音楽を活用した映像制作チームを新設していただきました。
このチームを活用して、仕事の精度を上げつつ、外部に向けてもビジネス化していきたい。それが今一番の目標ですね。
夢のあることをカタチにして、
新たなビジネスを創っていく。
―それでは最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
[D]未知の世界への探究心を持って、既成概念にとらわれずに物事を見られれば、フィールドは無限大です。私たちコンテンツ開発部では今後も、切磋琢磨しながらゼロベースで新たなビジネスを創っていきたいですし、夢のあることをカタチにしていきたい。そういう意識を共有できる人と、ぜひ一緒に仕事をしたいと思っています。そうやって、一人ひとりがより充実して豊かな人生を送れるようになれば、こんな素敵なことはないですね。